本日11/16(木)より、タイトルの各営業所管内において、ダイヤ改正が実施されます。毎度の如くその詳細についてまとめてみました。
なお今回改正のない、永福町・多摩・八王子・高尾営業所管内は9月に相次いでダイヤ改正が行われており(南大沢だけ皆無ですね、春もそこまで大きな動きはありませんでしたし)、そちらも記事になっております。というわけでその9月から2ヶ月間が空きましたが、今回は秋の再編#4と題しておきます。
中野営業所
宿51の終車繰り上げ・日中微増回
宿51系統は、新宿駅西口と渋谷駅を西参道経由で結ぶ、中野営業所の基幹系統です。
まず日中の運行間隔が、現行の11分間隔から10分間隔に修正され、僅かに増回となります。起終点となる新宿駅西口と渋谷駅では、毎時00/10/20/30/40/50分に出発する、かなりわかりやすいダイヤとなりました。
一方最終便は平日に限り、両方向とも1便分繰り上げとなりました。特に渋谷駅発では、代々木三丁目行きの区間便が最終のみ設定されていましたが、こちらは改正後も1便前に設定ごと繰り上がることはなく、今回の改正で唯一の系統廃止となってしまいました。(代々木三丁目→新宿駅西口は終車繰り上げがありません)
代々木三丁目止まり、撮らずじまいでした(泣
その他基幹路線の軽微な修正
ともに渋谷駅と中野駅を結ぶ、渋63系統(幡ヶ谷駅経由)と渋64系統(中野坂上駅経由)では、深夜帯に渋64系統の中野行1本が、渋63系統の中野行に置き換わりました。
他に、宿45系統(新宿駅西口〜中野駅)や、その出庫系統で朝のみ運行の宿41系統*1(富士高校→新宿駅西口)、同様に朝のみ運行の中82系統*2(富士高校→笹塚駅)や中81系統(代田橋→中野駅)で軽微な修正があります。
調布営業所
例に漏れず夜間の減回
調布営業所管内でも夜間に減回となる系統があります。
武91系統 および 武93系統(調布駅北口〜武蔵小金井駅南口)は、平日調布駅21:51発の武91 および 武蔵小金井駅22:30発の武93の1往復が削減となります。
また丘21系統(つつじヶ丘駅北口〜深大寺)でも、平日夜に1往復+深大寺→つつじヶ丘で2本減回されます。丘21系統は、末端部の深大寺周辺を循環する形の系統です。この平日夜の2本や、休日の11時台にも、今回新たに循環せず深大寺止まりとなる便が設定されます。
調布駅南口と多摩川住宅西を多摩川沿いの桜堤通りを経由して結ぶ調41系統(朝の調布駅方向と夜の多摩川住宅西方向のみ運行)も、夜の多摩川住宅西行きが1本減回されます。そのため、多摩川住宅西周辺を循環運行する、この路線の基本運行形態の調46系統(午後回り)もそれに合わせる形で時刻調整されます。
謎の増回
丘31系統(調布駅南口〜狛江駅北口〜つつじヶ丘駅南口)では、土曜日のみ1往復増回されます。1日1往復運行の丘14系統(調布駅南口〜狛江ハイタウン折返場〜つつじヶ丘駅南口)に近い時刻での増回となっており、狛江駅北口・狛江市役所前・和泉本町からの乗客を拾うことが目的と推察されますが、そこまでの需要があるのでしょうか()
武91系統でも、平日の13~14時台に何故か1往復増回されており、通常20分ヘッドでの運行のところ、6分間隔となる時刻が存在しています。
最後に謎という訳ではないですが、丘21系統では平日7時台に、深大寺始発のつつじヶ丘駅行きが1本増回となっています。
小金井支所
試験場線区間便 朝夜の減回
平日20時台以降に設定されている武84系統(武蔵小金井駅南口→多磨町)の3本、および武94系統(多磨町→武蔵小金井駅南口)の1本が減回され、代わりに武56系統(貫井南町一丁目循環)が同時間帯に3本設定されました。
武56系統は、同様に夜間の他路線の補完を目的として、2020年11月15日までは同様に平日夜間に設定されていました。当時は府中営業所所管で運行されていましたが、今回3年ぶりに、小金井支所所管の系統として復活となります。
武84系統(多磨町→武蔵小金井駅南口)や武94系統(武蔵小金井駅南口→多磨町)、また磨01系統(多磨霊園駅〜多磨町)は、平日朝でも数本減回となっており、一部は統合されて武85・95系統(武蔵小金井駅南口〜多磨霊園駅)に変更されています
武41系統 武蔵小金井駅始発の3分繰り下げ
トピックにするほどでもないですが、試験場線と一括りにもできないのでこちらで。
武41系統(武蔵小金井駅北口→小平団地)も、小平団地方向のみ改正されるようですが、見落としがなければ時刻が変わるのは始発のみ?
武蔵小金井駅北口6:14発が6:17発になります。武41系統は京王電鉄バス小金井営業所との共管ですが、現行ダイヤではこの便は小金井支所担当ですので、電鉄側の改正はなしとみて良いでしょうか…?
府中営業所
多喜窪線国分寺以南の大幅終車繰り上げ・西国01の減回
寺85系統(小平団地〜国分寺駅南口〜総合医療センター)や、その入庫便で運行される寺83系統(国分寺駅南口→府中営業所・早朝の逆方向は変化なし)では、それぞれ最終が1時間以上繰り上がります。
上の繰り上げに該当する時間帯の寺85は、概ね寺86系統(国分寺駅北口〜小平団地)に短縮される形となっているため、国分寺駅から小平団地への帰宅ラッシュ時のアクセスは確保されています。反対に泉町・総合医療センター方面へのアクセスは、ぶんバスや西国分寺駅などからの路線に委ねられることになりました。
しかし同様に多摩総合医療センターへのアクセスの役割を担う西国01系統(西国分寺駅〜総合医療センター)も、平日の17~19時台において、5.5往復が削減されています。
府中〜国立系統の終車1本繰り上げ
府中駅と国立駅を東芝前経由で結ぶ国02系統は、最終の府中駅22:18発国立駅行が削減されます。国立駅発では、区間便で府中営業所止まりの国01系統で国立駅22:40発が削減され、土休日に限っては国立駅22:08発の国02が国01に短縮されました。
また同様に府中国立を谷保駅経由で結ぶ国17系統でも、平日に限り終車1往復分が削減されています。
朝夜の試験場線減回
武84•85•94•95•磨01系統についてですが、こちらは小金井支所の見出しで先述しておりますので、そちらをご参照ください。
その他軽微な時刻調整
基幹路線である武71•73系統(武蔵小金井駅南口〜府中駅)や、寺91系統(国分寺駅南口〜府中駅)、また府46系統(第七小学校循環)、西国45系統(西国分寺駅→府中駅・西国分寺方向は改正なし)でも、軽微な時刻変更があります。
桜ヶ丘営業所
朝の桜18の減回
京王バス桜ヶ丘営業所所管の桜18系統(聖蹟桜ヶ丘駅〜府中西高校入口〜都営泉二丁目)は、従来のダイヤでは朝に2往復運行されていましたが、ダイヤ改正により聖蹟桜ヶ丘駅方向の片道1本のみに減回されます。(これに加え夜に都営泉2方向が1本ありますが、こちらは変更なし)
これに対応する形で、国18系統の区間便(聖蹟桜ヶ丘駅→日新町二丁目・公会堂前→聖蹟桜ヶ丘駅)の時刻が調整されます。
いずれの系統も府中西高校への通学需要に対応するため設定されていると思われ、一定の需要はあったかと思いますが、このような形の減便となってしまいました。
夜間の百草団地線の時刻調整
高21系統(高幡不動駅〜百草団地)や高25系統(高幡不動駅〜百草団地〜三沢台下)では、この2系統同士での行先の入れ替えが、平日・土曜ダイヤで数本発生しています。
帝京直行聖蹟便の運行事業者変更及び減回・高幡便の増回
桜87系統直行便(聖蹟桜ヶ丘駅〜帝京大学構内)は、今改正より運行事業者が京王電鉄バスから京王バスへ変更されました(12/1追記:増発便については、引き続き電鉄籍車での運用があるようです)。運行時刻についても、僅かながら減便が発生しています。
高23系統直行便(高幡不動駅〜帝京大学構内)については、反対に僅かながら増回されています。(12/1追記:この高幡帝京の直行便も、定期便は全便バス籍車が運用されるようになりました。)
この高23系統(各停・直行共に)や高21•25系統は、従来より京王電鉄バスと京王バスの共管で運行されていましたが、今改正以降に運行形態にも変化が出た場合には、こちらに追記して行きます。車両変動なども、発生が判明次第追記していく予定です(12/1追記:S20703・20704・30717が電鉄籍→バス籍に移籍しました)。
以上、本日11/16よりダイヤ改正となった京王バスの各路線の改正内容まとめでした。
11/20 高尾営業所管内ダイヤ改正
11/20にも、高尾営業所管内の八81系統(八王子駅南口〜片倉城址〜和田〜めじろ台駅)や、め82系統(めじろ台駅〜ゆりの木台)、法政急行でダイヤ改正が数本の減回を含む予定されています。こちらは記事にするほど内容がないので、ここでサラッと。
ではまた次回〜