撮影地不足な調布のバスオタ日誌

京王バス・小田急バス中心の路線バス撮影記です

小田急バス登戸営業所・新百合ヶ丘営業所 2023.7.30ダイヤ改正まとめ

本日2023/7/30より、小田急バス登戸営業所および新百合ヶ丘営業所管内において、ダイヤ改正が実施されました。

今回の記事では、その内容についてまとめていきます。

なお今回は、従来より新百合ヶ丘営業所で所管していた系統の時刻変更はありません。

 

 

登戸営業所→新百合ヶ丘営業所へ系統移管

新百合ヶ丘駅および百合ヶ丘駅発着の、登戸営業所所管系統のうち、以下の路線が新百合ヶ丘営業所へ移管されました。これにより、以下の系統の入出庫のための回送距離が、大幅に削減されています。

また、新百合ヶ丘営業所最寄り停留所の「百合ヶ丘カントリー倶楽部前」を通過する路線が、小田急バス便は全て登戸営業所という不思議な状態も、昨年10月に町田から当地に移転して以来初めて解消されます。

新10系統 新百合ヶ丘駅新ゆりグリーンタウン

新10 新ゆりグリーンタウン行(移管)
12-E9333 QKG-LV234L3

2021年2月末まで、川崎市バスとの共管で運行されていた路線です。以降は小田急バス登戸営業所単独での運行となっています。

今年4/3にもダイヤ改正が行われており、ラッシュ帯などで減便となったほか、終車も繰り上がり深夜バスが廃止されていました。しかし今回移管と同時に行われる改正において、夕夜間に数本増回されるほか、終車も繰り下げとなり、わずか4ヶ月の期間を経て深夜バスが復活します。

新15系統 新百合ヶ丘駅〜大谷・新18系統 大谷循環

新15 大谷行(移管)
08-E9296 PKG-LV234L2
回送
04-E9062 KL-LV280L1改(除籍済)

王禅寺地区の坂の多い地域と新百合ヶ丘駅を結ぶ、利用者の多い路線です。20時台からは新15系統の終点、大谷から先を真福寺方面へ延長し、新百合ヶ丘駅へと戻る循環路線、新18系統・大谷循環として運行されます。

これらの運行形態は概ね変化はありませんが、今回の改正では移管に併せ、新百合ヶ丘営業所に程近い「百合ヶ丘カントリー倶楽部前」始発の大谷循環区間便が、平日朝に2本新設されます。また、営業所が近くなったメリットを生かし始発時刻が繰り上がりますが、その反面土休日を中心に、終日を通して減回となっています。

新19・20系統 新百合ヶ丘駅田園調布学園大学
新19 新百合ヶ丘駅行(移管)
13-E9340 QKG-LV234L3
新20 新百合ヶ丘駅行(移管)
18-E9391 2DG-LV290N2

午前は新百合ヶ丘駅方向が王禅寺公園経由の新19、田園調布学園大学方向が吹込経由の新20で、午後はその逆で運行される系統です。

今回の改正では終車繰上げとなり、全日を通して新百合ヶ丘駅発最終で1本運行されていた新19系統の深夜(土休日に運行されていた田園調布学園大学始発の新20深夜含む)が消滅するほか、土休日は日中でも減便となります。

新25系統 新百合ヶ丘駅たまプラーザ駅

新25 新百合ヶ丘駅
NJ1134 LKG-KV234L3

小田急バスとしては唯一たまプラーザ駅に乗り入れている、2003年に運行を開始した路線です。今回の改正では所管営業所の変更のみで、時刻の変更はありません。

東急バス虹が丘営業所との共管路線となっていますが、東急バスとしては8月末をもって撤退を発表しており、新百合ヶ丘営業所移管後の東急バスとの共同運行は1ヶ月限定となります。

百02系統 百合ヶ丘駅〜大谷〜新百合ヶ丘駅

百02 百合ヶ丘駅
16-E9365 QDG-LV290N1

かつては百合ヶ丘駅と大谷を結ぶ路線として運行されており、その後ほとんどの便が新百合ヶ丘駅まで延長運行されるようになった歴史を持つ路線です。

およそ1時間15分に1本の運行本数でしたが、改正後は日中概ね40分ヘッドに増回されます。また、現在平日最終の1往復のみの運行の、百合ヶ丘駅〜大谷折り返し便も、入出庫を兼ねた便が、早朝夜間に増回されます。但し平日の百合ヶ丘駅発を除き、全日を通して終車は繰り上げとなっています。

日光→新百合ヶ丘駅(新設)

新百合ヶ丘営業所からの出庫系統として、日光始発の新百合ヶ丘駅行が新たに設定されます。全日通して早朝始発2便のみの運行です。

 

その他の登戸営業所所管路線の時刻変更

新17系統 新百合ヶ丘駅聖マリアンナ医科大学

新17 聖マリアンナ医科大学
06-F9142 PJ-LV234L1

新百合ヶ丘駅から新百合ヶ丘営業所のある南(山口台中央)方向へ向かう路線は全て新百合ヶ丘営業所所管に…、と思いきや、新17だけは登戸営業所のままで運行されます。

今回の改正では、全日を通して新百合ヶ丘駅発最終で1本運行されていた深夜バスが運行取りやめとなります。その他の時間でも僅かに減便となっています。

百01系統 百合ヶ丘駅聖マリアンナ医科大学

百01 聖マリアンナ医科大学
06-F9140 PJ-LV234L1
百01 百合ヶ丘駅
06-F9141 PJ-LV234L1

百合ヶ丘駅発着系統も、百02以外は登戸所管で継続となります。一部時刻の変更がありますが、全日で1往復運行されている深夜バス含め、本数の増減はありません。

千代ヶ丘線

新百合ヶ丘駅発着の千代ヶ丘線所属の以下の系統も時刻変更が実施されます。いずれの路線も登戸営業所所管で継続です。

新07系統 よみうりランド
05-F9117 PJ-LV234L1

・新02系統 新百合ヶ丘駅〜千代ヶ丘〜生田折返場(千代ヶ丘一丁目経由)

平日朝の新百合ヶ丘駅→千代ヶ丘ほかで数本減便、一部便始発・終着変更

・新03系統 新百合ヶ丘駅〜千代ヶ丘〜生田折返場(金程経由)

平日朝の新百合ヶ丘駅→千代ヶ丘で+1便、千代ヶ丘→新百合ヶ丘駅で-1便

・新04系統 新百合ヶ丘駅〜向原
平日朝の向原方向や、平日土曜夜の新百合ヶ丘駅方向で数便削減

・新07系統 新百合ヶ丘駅よみうりランド

・新09系統 千代ヶ丘循環

一部時刻変更のみ、本数は維持

新百合ヶ丘駅百合ヶ丘駅発着以外の系統

向13 向ヶ丘遊園駅
07-F9212 PJ-LV234L1

蔵敷線や専明線、ランド線の系統も、一部で減便を伴う時刻変更が行われます。

・向10系統 向ヶ丘遊園駅専修大学前・専修大学9号館

・向11系統 向ヶ丘遊園駅あざみ野駅

・向12系統 向ヶ丘遊園駅聖マリアンナ医科大学

・向13系統 向ヶ丘遊園駅明治大学正門

・読01系統 寺尾台団地〜京王よみうりランド駅

入出庫系統

登戸営業所・生田折返場への入出庫路線も、時刻変更が行われます。

・登戸営業所〜向ヶ丘遊園駅

新百合ヶ丘駅〜生田折返場

百合ヶ丘駅〜生田折返場

・生田折返場〜向ヶ丘遊園駅

登戸営業所行
07-F9225 PKG-LV234L2

生田折返場〜向ヶ丘遊園駅は、土曜1往復のみの運行が継続されますが、現行から20~30分程度繰り下がります。

 

以下の登戸営業所所管路線および、従来から新百合ヶ丘営業所所管だった路線のダイヤ改正はありません。

・鷺31 鷺沼駅聖マリアンナ医科大学

・読02 生田折返場→城下

・読04 生田折返場→城下→生田折返場

・読05 生田折返場〜城下

・生田折返場〜西菅団地

・登戸営業所〜あざみ野駅

読04 生田折返場行
06-F9190 PJ-LV234L1

 

車両変動

今回の改正に合わせ、登戸営業所から新百合ヶ丘営業所へ、車両の転属が発生しました。

今月初旬から車内の車番プレートの、中旬以降は車体の車番表記のEからFへの変更が、転属に先立ち確認されており、その台数は24台と、登戸営業所所属路線車全体の1/4近くまでのぼりました。

そのため今回の記事でも登場しましたが、7月中旬以降は期間限定で新百合ヶ丘営業所からは遠い、城下発着や向ヶ丘遊園発着の路線でもF表記の車両が運用され、異彩を放っていました。

今回転属した車両は以下の通りです。(追加で車両変動が発生した場合は追記します)

PJ-LV234L1

05-F9117・05-F9120・05-F9127・06-F9140・06-F9141・06-F9142・06-F9177・06-F9178・06-F9179・06-F9190・06-F9191・07-F9212・07-F9213

読05 城下行
06-F9140 PJ-LV234L1

最古参級の05年式3台を含む13台が転属となり、新百合への配置は35台と、2位の登戸(31→18台)と逆転となります。武蔵境の53台にはまだまだ及びませんが…。

小田急全体で登戸に2台のみの配置だった、07年式の同型式も転属です。

PKG-LV234L2

07-F9225・10-F9311・10-F9313

百01 聖マリアンナ医科大学
10-F9313 PKG-LV234L2

20台在籍していたうちの3台が転属となります。車体更生の進む08年式や09年式の転属はなく、10年式も車体更生は未施工の車両です。

LKG-LV234L3

11-F9316

読05 城下行
11-F9316 LKG-LV234L3

登戸に1台のみの在籍だったLKG-LVも転属となりました。小田急バスに所属する同型式は、吉祥寺のきゅんたラッピングでフルカラーを積んでいる1台を除き、武蔵境と新百合ヶ丘に固まることとなりました。

QKG-LV234L3

13-F9336・13-F9337・13-F9338・13-F9339・13-F9340・14-F9348・14-F9349

向10 向ヶ丘遊園駅
13-F9337 QKG-LV234L3

20台中7台が転属となりました。町田→新百合ヶ丘では初配置の型式となります。デイライト装備のLV234は、鶴川や稲城では目立つ存在となりそうです。

 

 

以上、登戸営業所→新百合ヶ丘営業所への移管路線中心に、ダイヤ改正についてまとめました。

この地域は吉祥寺や武蔵境、狛江に比べて個人的に馴染みが薄いので、狛江の時以上に調べながら書いたつもりですが、間違いなどありましたらすみません…。

もし何か見つけましたら、是非是非コメントまで!

 

ではまた次回から通常記事で〜