前回の調布編(↑)に続き、今回は7/20・21に味の素スタジアムで開催されたTWICEのライブに伴う臨時バスの、武蔵小金井駅発着便まとめです。
これまでは終演後の武蔵小金井駅行のみの運行でしたが、今回初めて開演前の味の素スタジアム行も設定されました。車両もラグビーW杯以来の桜ヶ丘(例外的に昨年9月の彼岸での小金井貸出に伴う参戦がありましたが)・多摩からの参戦があり、非常にバリエーション豊かなラインナップとなりました。
それでは見ていきましょう。
府中車
まずは一大勢力の府中車を。土曜は5月に桜ヶ丘から移籍してきたミディロングが充当。開演前にも運用されましたが、こちらはタイミングが合いませんでした。そして日曜は一般路線へ。味スタ臨のPA-MKは昨年9月のS30721以来10ヶ月ぶりでしょうか。B30719もG30716もなかなか味スタに来てくれません。
府中の最古参となったPJ-KVも残る2台が日曜の終演後に運用されました。平日土休日いずれのダイヤでも郷土の森と谷保にいることが多く、味スタ臨への充当は意外と多くありません。
続いていすゞの車両を3台。LV234はエルハイが消滅した今府中の2台と永福町の3台のみ。そして府中の新車は近年MP38がほとんどだった中、5年ぶりの導入となったいすゞ大型車の12329も初充当?
いすゞでも中型車の11931も。この顔の中型車はまだまだ台数の少ない京王バス。営業用では府中と永福町にエルガミオが1台ずつのみです。
レインボーⅡも大量参戦。武蔵小金井行の味スタ臨設定初期こそは中型もよく運用されていたようですが、今となっては激レア。いつ以来だったのでしょうか。この他おそらく土曜の開演前のみですが、TKG-MKのB31457も来ていました。
日野車15年式以降。21608はいい加減見飽きたを通り越してくるレベルです。
MP38。サッカーなどの味スタ臨では、一般路線に夜遅くまで定期運用を持っていることが多いこのグループはなかなか来てくれませんが、今回はそれなりの台数が。今年度導入でRAを2台置き換えた32411・32412も味スタ初参戦で、32412に至っては初撮影でした。
最後にRAを。11台が未だ残存する府中のRAは、2日のうちいずれかには全ての車両が運用されました。中でも2日続けて開演前終演後共に充当された、最後の電鉄カラーRA、さらにアイボリーホイールの40708は注目を集めました。
バスカラーも40704・40710・40812(無灯火でボツ)は個人的に味スタ初撮影でした。ありがたい。以上、30台を優に越してきた府中車のまとめでした。
小金井支所車
続いては小金井支所。小金井支所には丁度この週に40709・40711の置き換えでブルハイが配置されました。これまで中野・多摩・桜ヶ丘のみに配置されてきた同車種ですが、今年度より南大沢とこの小金井支所にも配置されるようになり、未だにこれらの館内では異彩を放っています。早速22425が味スタ臨の運用に就きました。
その他の小金井支所の車両は控えめな台数で、期待していた30716の充当もありませんでした。今月に入り予備車になっていそうなので、近いうちに来てくれるかな。
電鉄小金井車
電鉄小金井も支所より少し多い程度の数台が運用。21835のマスクなし姿は久しぶりに見ましたが、中のりの緑ステッカーがないとちょっと間が抜けて見えます。31103は4月頭の改正で支所に移っていましたが、6月に電鉄に出戻り。現在はまたしても支所に戻っています。
多摩車
今回の輸送全体で最も注目されたのが多摩車でしょう。両日とも多摩に在籍する燃料電池車SORAの4台がすべて使用され、武蔵小金井便を務めました。水素ステーションのない地域である調布・府中・小金井市内では、初の燃料電池バスの営業運用となりました。
航続距離と水素ステーションの関係上、この4台はライブの上演時間中もあじペン広場内での待機となりました。土曜の夜から日曜の午前こそ多摩車庫に帰っていますが、多摩車庫に程近い水素ステーションは日曜定休。それでも満タンでの航続距離は200kmほどの中、多摩車庫と武蔵小金井の往復30km程と味スタと武蔵小金井の往復14km程、合わせて45km程を2日間で90km程、車両によっては土曜の開演前2週していますので、100km以上の輸送を、真夏の暑さの中途中燃料充填なしでこなしたと推察されます。
多摩からは水素のみならずQPG-KVも。比較的最近八王子から移籍してきた21329、さらに予備車故か何故か今まで全く撮影機会に恵まれなかった21506もここで多摩車としては初撮影となりました。
最後にSORAの武蔵小金井行を。土曜は輸送時間中では最も雨のひどい時間に出てきてしまい微妙なカットを連発しましたが、日曜は22001を除きリベンジ達成でした。ところで多摩営業所の車両、全て「急行」単体ではない行先も入った表示で見かけましたが、府中・小金井・桜ヶ丘とはROMが異なるのでしょうかね。
バス桜ヶ丘車
調布便でも20704が参戦してきたバス桜ヶ丘。武蔵小金井便にも終演後に両日それぞれ2台ずつが参戦しました。特筆してこれはという車両はありませんでしたがね。
天気を見ていただければ分かる通り、土曜に21225と32011、日曜に31923と32324というラインナップでした。貸切兼用の21225はこの手の臨時の常連です。
電鉄桜ヶ丘車
バス籍だけでなく電鉄からも桜ヶ丘が参戦。ラッシュ型の座席配置のため、利用者に高齢者の多い桜ヶ丘管内では使いづらそうな貸切兼用21331はじめ、写真をすっかり撮り損ねましたが、開演前のみPKG-KVも来ていました(両日とも20808・20809?)。
終演後は先述の通り21331のみ。余談ですがこの翌週も学芸大のオープンキャンパスで小金井にやってきた21331でした。ちなみにこの1週間足らずの間にマスクもようやく外されたようです。
以上、武蔵小金井便のまとめでした。来月にはa-nationとONE OK ROCKのライブの輸送も控える味スタ臨。個人としてはこれらの輸送は私用で今回ほどガッツリ撮れなさそうなのですが、引き続き注目していきたいところです。
ではでは、また次回の記事で。