撮影地不足な調布のバスオタ日誌

京王バス・小田急バス中心の路線バス撮影記です

京王バスグループ 春の再編まとめ③終

今度こそ最終回です〜

↑前回まで

 

残り、4月1日改正分の営業所の改編まとめです。

 

 

京王バス 桜ヶ丘営業所

桜ヶ丘営業所管内でも、4月1日にダイヤ改正が実施されました。

・永81の新設

永80撮ったことないので 西府01 西府駅行(改正)
S21044 PDG-KR234J2

昨年4月1日より実証実験運行が開始された、永80(永山駅→総合医療センター)の復路として、平日夕方に1本、永81(西国分寺駅西府駅→永山駅)の運行が開始されました。

途中停留所が中河原駅西府駅のみの永80に対し、永81は西国分寺駅まで乗り入れるほか、西国分寺駅から西府駅までは、西府01と同一経路の各停タイプで運行されます。

・立65/66の免許維持路線化

立66 日野駅行(平日・日祝は廃止) S21044 PDG-KR234J2

京王バスグループで唯一立川駅へ乗り入れていた立65(高幡不動駅日野駅立川駅北口)/立66(日野駅立川駅北口)が、土曜日朝に各系統1往復ずつ、合わせて週2回の立川駅乗り入れを残して廃止されました。

立66 立川駅北口行(平日・日祝は廃止) S21044 PDG-KR234J2

比較的利用者の多い路線でしたが、採算性や乗務員都合などの問題でしょうか…。

 

また、日野市ミニバスの市内路線が電鉄バスより移管されていますが、後述します。

 

京王電鉄バス 桜ヶ丘営業所

同様に電鉄バスの桜ヶ丘営業所でも、4月1日にダイヤ改正が行われています。

・石田大橋線の廃止

分53 分倍河原駅行(廃止) S12229 2RG-LV290N3

1日片道1本のみ運行されていた、石田大橋線が廃止されました。

平日は分53(日野駅分倍河原駅)、土休日は区間便の分54(都営泉二丁目→分倍河原駅)が、それぞれ朝に運行されていました。

分54 分倍河原駅行(廃止)→回送 S30723 PA-MK27FM
分倍河原ではPA-MKが見られなくなった

こちらも免許維持路線ながらNECへの通勤需要など利用は一定数ありましたが、残念ながら完全に廃止となりました。これにより京王電鉄バスの路線として、国立市府中市に乗り入れる路線も消滅しています。

・「東電学園」停留所の名称変更

桜81急行 東電学園行(行先停留所の名称変更) S40542 KL-JP252NAN改
カメラでは撮っておらず…

桜81の終点となっていた、「東電学園」停留所が、「東京電力総合研修センター」に改称されました。間の「高等部入口」停留所については、同時に廃止となっています。

 

なお、八王子営業所よりC→S21703が移籍しています。(後述あり)

・日野市ミニバス市内路線の委託事業者変更

日野市ミニバス市内路線 高幡不動駅行(事業者変更) S21654 SDG-HX9JLBE

日野市ミニバスの市内路線が京王電鉄バスから京王バスへの委託に変更されています。日野市ミニバスの京王バス委託路線は、旭が丘循環線・落川線・平山循環線に続き、4路線目となります。

このため、京王バス委託路線専用車に新たにS21065・S21104・S21654が加わっています。ただし、従来のバス委託路線車両(S21062・S21101・S21710・S21925)同様、社名表記の変更などは行われていません。

 

05系統の新設については、八王子営業所の項で触れます。

そのほか京王バス管轄路線含め、軽微な変更が行われています。

南大沢営業所

南大沢営業所管内も4月1日にダイヤ改正が実施されましたが、路線や停留所の廃止や免許維持化など大きな変更点はなく、軽微な修正にとどまっています。

八69 八王子駅南口行(減便) M20607 PJ-KV234L1

基幹路線では、八69(八王子駅南口〜八王子みなみ野駅)が、日中15分ヘッドから20分ヘッドに減回されています。

 

八王子営業所

・日11の廃止と日05の新設

日11 豊田駅北口行(廃止) C31232 QKG-MP37FK

日11(日野駅〜泉塚〜豊田駅北口)が廃止されました。代替として、日05(日野駅〜石川町〜日野台〜泉塚〜豊田駅北口)が新設されています。

日11 日野駅行(廃止) C20609 PJ-KV234L1

なお日野駅〜日野台までの経路が、新設された日05と同一の日04は減便されています。

日04 豊田駅北口行(減便) S20805(電鉄桜ヶ丘) PDG-KR234J2

今回の改正でも、日04の電鉄桜ヶ丘との共管は継続しています。さらに、日11では八王子単管だった泉塚経由の路線ですが、日05ではこちらも共管となっています。

また、改正後はそれまで中型車運用だった日04にも大型車の運用が組まれています。

・八南01の高尾営業所への移管

八南01 八王子駅南口行(移管) C31801 2PG-MP38FK

土曜のみ1往復運行されている八南01(八王子駅南口〜万町〜八王子駅北口〜京王八王子駅)が、八王子営業所から高尾営業所に移管されました。このため、八王子営業所の車両が京王八王子駅始発終着となる路線に就くことは無くなりました。

・八57の廃止

八王子駅北口から日野駅へ向かう日50のうち、最終の深夜バスとして区間運転されていた八57(八王子駅北口→日野台)が廃止されました。

 

そのほか基幹路線含め、軽微な変更が行われています。

・車両変動

八王子営業所から、3月に以下の4台が転出しました。

C21703→(電鉄)S21703

C21751→T21751

C21752→T21752

C21753→T21753

C21753(高尾へ移籍) QKG-KV290N1

この変動により、八王子営業所に6台新製配置された、17年式のKV290が全て転出(C21701・C21702は既に高尾に転出)し、消滅しました。八王子に残るKV290は、2KG-KV290N2のC21810とC21811のみとなっています。

 

高尾営業所

・山02/03の廃止

山03 高尾山口行(廃止) T30807 PDG-AJ820NAN
温泉マークの絵幕が印象的だった

山02(高尾山口駅高尾駅北口)・山03(小仏→高尾山口駅)は、2015年に新設された比較的新しい路線で、土日祝のみセットのダイヤで各4本ずつ運行されていました。

始発駅であり温泉もある高尾山口駅へ向かう登山客の需要が決してなかったわけではないと思うのですが、今回残念ながら廃止となってしまいました。

山02 高尾駅北口行(廃止) T30807 PDG-AJ820NAN

上の写真の撮影日は高尾梅郷梅まつりが開催されており大変な混雑で、40分以上の遅延で運行されていました。

この日は正午ごろのもともと運行の少ない時間を除き、概ねどの便も3台口以上で運行されていた高01(高尾駅北口〜小仏)ですが、この系統の存在によっての多客による増発運行の安定性が阻害されている感があったので、そういう理由もあるのかなと思っていますがどうなのでしょうか…。

・八91(京王八王子駅行)の廃止

八91 京王八王子駅行(廃止) T11404 QQG-LV234L3

土曜早朝1往復のみ運行の免許維持路線だった八91(京王八王子駅〜上大船)のうち、京王八王子行が廃止となりました。上大船行は改正後も土曜早朝に運行されています。

金剛院バス停 京王八王子駅
奥に中央本線の梅原横丁踏切

このため、金剛院・南新町停留所の京王八王子行方面は廃止となっています。

・め23の廃止

これもやっぱり撮っていないので 八67 東京家政学院行で代用
T20918 PDG-KR234J2

八67(八王子駅南口〜めじろ台駅東京家政学院)のうち、めじろ台駅東京家政学院区間便として、平日に1往復のみ運行されていた め23が系統廃止となりました。

 

そのほか平日の山01(京王八王子駅高尾山口駅)が1日1往復に大幅減便、八04(京王八王子駅〜館ヶ丘団地)も大幅に減便されるなど、改編が行われました。

八04 館ヶ丘団地行(減便) T20811 PKG-KV234L2

また先述の通り、八南01は八王子営業所から高尾営業所に移管されています。

また、こちらも先述の通り、C21751・C21752・C21753の3台が、八王子営業所から高尾営業所へ移籍しています。

 

以上、3記事にわたって今春の京王バスグループの再編をまとめていきました。他の事業者でも減便ラッシュが続いており、しばらく目が離せない状況が続きそうです。ではでは〜